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2010年12月25日土曜日

【旅行】中華電信(台湾の携帯キャリア)のSIM購入/松山空港@台湾

私の旅行の目的は、ほぼ美味しいものを食べることなんですが、今回ちょっと別の目的が追加されてました。現地の携帯キャリアのSIMを買って、使ってみる!です。

結果を先に言うと、使えました。データ通信だけでよければ3泊4日使い放題で250NT$(750円弱)。安いし、簡単に購入できたし、mobile google mapで朝ご飯のお店を探したりと便利でした。
これが中華電信のSIMです。


現地のSIMを使うには大切なのが、SIMロックされてない携帯端末が必要。私、emobileのtouch diamond(s21ht)を持っています。これは海外ではSIMロックされていないらしい。これを試してみよう!ということで調査開始。いろいろ調べました。いつも旅行の前は美味しいものを探すのに全力なのですが、今回はプリペイドSIMについての調査も力を入れました。

世の中の情報では、s21ht(というかemobile)の3G/HSDPAは変わった周波数帯を使っていて海外では3G/HSDPAは使えないらしい・・・う?データ通信できんのか?現地のプリペイドSIMは使えんのか?とか分からん。
s21htはこんな仕様。
 HSDPA/W-CDMA(1700MHz)、
 GSM/GPRS/EDGE(900MHz/1800MHz/1900MHz)
HSDPAが1700MHzじゃなくて、通常は2100MHzらしい。台湾もそう。

GSMとかGPRSとかHSDPAとかというのはなんか通信の形式らしいが、2Gとか3Gとか3.5Gとかとの関係が分からん。SIMには2GのSIMと3GのSIMがあるらしいぞ・・・なんとなく、2GがGSMで、3GがHSDPA/W-CDMAのような気がする。まあ、GSMのほうで通話はできるんだろう、というのはほぼ確信を持てるので、プリペイドSIM買って安い通話は実現できるだろう。でもs21htを台湾で使うには3GのSIMだとだめなのか・・・?

とか、混乱しながら調べて、大筋以下のように認識した。
・2G GSM/GPRS/EDGE
・3G/3.5G HSDPA/W-CDMA 多分W-CDMA(初期のFomaとか)が3GでHSDPA(3.6Gとか7.2Gとか高速なやつ)が3.5G
s21htではHSDPA(高速通信)はできないだろう。
あと、台湾のSIMには2Gのやつと3Gのやつがある(あった)らしいが、3GのSIMをs21htに挿せば3Gの電波が見つけられない状態になって、(しかたないので)遅いGSMネットワークに接続して通信してくれるだろう。あとは、実際買ってみて試すしかない。

次はキャリア選び。
台湾にはいくつか携帯キャリアがあります。インターネットで調べた感じだと、この3社がメジャーどころみたいです。それぞれ、プリペイドSIMを売っています。
・中華電信 (Chunghwa Telecom) http://www.cht.com.tw/
・台湾大哥大(taiwan mobile) http://www.taiwanmobile.com/index.html
・遠傳電信(FarEasTone) http://www.fetnet.net/
インターネット上の先人達の情報によると旅行者向けに販売している空港にある各社のカウンターで買うのがよさそうです。
桃園空港には、上記3社のカウンターがあるようです。が、私は羽田-松山便(便利です)を利用したので、松山空港で買うことになります。
松山空港には、中華電信のカウンターしかありませんので、キャリアは選択の余地なく中華電信に決まり。

プリペイドSIMのメリットは、国際ローミングした日本の携帯電話よりも格段に安い通話料。それから、安く(できれば定額で)データ通信でネット検索したり、mobile google mapを使うこと。

データ定額は、taiwan mobileの事例がインターネットではたくさんありました。taiwan mobileの場合はプリペイド金額を使ってデータ定額(1日100NT$、3日250NT$、5日350NT$)を申し込むことが出来るみたい。これはいいなぁと思いました。
調べてみたところでは、中華電信のプリペイドSIMには、そんな仕組みはなさそう。残念と思っていましたが、なにやら「3G行動上網日租型」(直訳すると3G携帯インターネット日割り型かな?)なるサービスに関する情報を見つけました。3日250NT$または7日450NT$使い放題のデータ通信サービスのようです。これが本当なら完璧、と思いますが、本当にそういうサービスなのか?購入できるのか?などちょっと心配。ですが、以下2つのSIMを購入することにして現地に乗り込みました。

・プリペイドカード(=預付卡)『如意卡(ideal card)』の300NT$のもの
・データ定額SIM『3G行動上網日租型』の3日250NT$のもの
 ※3日というのは正確には、使いはじめて3日間(72時間)たった日の23時59分59秒まで。つまり、到着した空港で買って使いはじめると、到着日を入れると4日使えます。今回3泊4日の旅行でしたので、ちょうど台湾滞在期間中使い放題でした。

中華電信のサイトの、上記サービスのページを印刷した紙を準備して、松山空港に降り立ちました。(言葉が通じなくても、紙を見せて指差せば通じるだろう)

さて松山空港の到着出口を出て、少し左手に向かうと、クロネコヤマトのカウンターがあります。その隣に中華電信のカウンター。小さい空港なので簡単に見つけられました。
「プリペイドSIM」と告げるとそれでOKでした。簡単。お姉さん、片言の日本語と英語と中国語でしゃべってくれます。あと、データ定額SIMのほうは印刷した紙を見せて、「これOK?」と日本語で言ってみたら通じた。お姉さん、私の見せた紙を指差して「これ(プリペイドSIM)と、これ(データ定額SIM)、2つ?」と確認するので、「yes」と答える。わかったとお姉さん。注文完了。簡単でした。
で、「日本の携帯?」という質問にyesと答えると、SIMを1枚貸してくれてテストさせてくれました。かけてテストしていい電話番号も教えてくれた。s21ht、起動に時間がかかったり、設定を1つ間違えて(キャリアを固定設定にしていた・・・)ちょっと四苦八苦したが、電波を捕まえてくれて、テスト用の番号にかけたら発信音がした。カウンター内の電話がなって、もう1人のお姉さんが電話に出た・・・と思ったら私の携帯からお姉さんの声が!業務用の電話だったのね。お姉さん2人と私で笑う。

無事使えることが分かったので、お姉さんが手続きを開始。パスポートと運転免許のコピーをとられて、SIMと領収書を渡してくれました。無事購入できました・・・。

左が如意卡(ideal card)のパッケージとSIM、右が3G行動上網日租型のパッケージとSIM。
SIMは両方とも同じデザインでした。


で、ホテルについてSIMを挿してみて、インターネットが使えたので大満足。カナリの達成感・・・

 ※APN設定について追加情報を書きました(2011/3/6): 【旅行】中華電信のAPN&s21htのAPN設定方法/台湾

両方ともちゃんと使えました。
s21htでは3Gは使えませんが、GSM/GPRS/EDGEで動作していたようです。四角にG、四角にEというマークが表示されていた。mobile google mapであれば、ちょっと遅いけど十分使えました。s21htをモデムとしてPCにつないでネットサーフィンもしてみましたが、重たいページは使い物になりませんでしたね・・・やはり3GのSIMロックされてない端末が欲しいところ。
データ定額SIMには、パッケージに書いてあるとおり0000というPINが最初から設定されています。なので、携帯起動時にPIN入力が必要です。帰りの飛行機に乗る前にwindows mobileの操作でPINを解除してみましたが、簡単にできました。PIN入力しなくてよくなります。
([スタート]-[設定]-[個人] タブ-[電話]-[暗証番号(PIN)/PIN2] タブの
[電話使用時に暗証番号 (PIN) を要求] チェック ボックスをoff)


通話料金は安い。SIMロックされてない端末が必要だけど、持ってるなら是非プリペイドSIMの購入を勧めます。簡単に購入できますし、挿すだけで使えました。経済的だし便利です。

プリペイドカードですが、928にかけると設定とか残高確認とかできます。言語を日本語にも設定できますので便利です。
・928に電話して1を押すと、残高と有効期限(最後のチャージから約180日間)をしゃべってくれます。
・*101*1#に電話すると、残高と有効期限をSMSで教えてくれます。

プリペイドカードも使ってみたのですが、残高が300NT$からなかなか減りませんでした。確かではありませんが、買ったときのカウンターにあったプリペイドSIMの一覧に300NT$のものには50NT$のオマケが付いていたような・・・オマケ分は残高にカウントされないのかな?よくわかりません。google mapをしばらく使ってると残高が約293NT$になりました。ナゾです。

10 件のコメント:

  1. 今、読み返していて、ふと思ったのだが・・・、もしかして『3G行動上網日租型』は、プリペイドSIMに上乗せして契約すれば1枚のSIMにもできたのかな?

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  2. 他の方が参考にしてくださってる。ちょっと役に立ってる~
    http://nabe.jp/2011/05/sim.html

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  3. こちらもリンクしてくださっています。
    http://blog.nabe.jp/archives/000211.html

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  4. 非常に参考になりました!

    JL039便で21:10着と夜遅かったのですが、まだカウンター開いていました。
    プリントアウトした紙とiPhoneを見せると、タイゾー似のお兄さんが「Japan model? Unlocked OK?」と聞いてきたので「OK」と答えると、SIM挿入からPIN入力まで全部やってくれました。日本語はダメでしたが英語はOKでした。

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  5. 熊吉さん、お役に立てたようでうれしいです。

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  6. はじめまして。
    11月に台湾へ行きますが、中華電信(松山空港)の例がなかなか無く、大変助かります。頑張ってチャレンジしてみます。

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  7. aiku-papaさん、コメントありがとうございます。
    お役に立てそうでうれしいです。
    ぜひぜひチャレンジしてみてください。

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  8. はじめまして。
    今回は中華電信のSIMは利用しませんでしたが、出発前にこのブログを拝見していました。2012年3月25日の帰国時に松山空港にある中華電信のカウンターをチェックしましたので、報告いたします。

    [3G行動上網日租型]の手作りパンフが印刷され、スタンドに立っていました。日本語でも併記されていました。

    [短期間データ通信プラン](2012年3月25日/松山空港中華電信カウンター)
    3日間 250NT$
    7日間 450NT$
    ・本サービスはAPNをinternetに設定する必要があります。
    ・申し込みの当日から最終日の23:59:59まで無限にご利用いただけます。

    台湾入国時に、SIMの申し込みをするか迷ったのですが、ツアーだったため、申し込みに時間がかかるとガイドさんやほかの方を待たせるかと思い、申し込みは断念。日本で借りていたMiFiを活用しました。

    次回台湾(台北)に行くことがあれば、チャレンジしたいです。

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    1. 上の匿名で投稿した者です。
      パソコンの時計を見ながら書き込みをしてしまい、日付を間違えてしまいました。

      正しい日付は、2012年3月24日時点での松山空港の情報です。
      失礼いたしました。

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    2. 情報ありがとうございます。
      ツアーだと他の方もいらっしゃるので、ちょっとSIM購入を躊躇してしまいますよね・・・

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